BEMANI PRO LEAGUE

BEMANI PRO LEAGUE (BPL) とは

BEMANI PRO LEAGUE（BPL）は、コナミアミューズメントが主催するeスポーツ大会です。同社が展開する音楽ゲームシリーズ「BEMANIシリーズ」のタイトルを競技種目とし、複数のチームが対戦形式で競い合います。この大会の大きな特徴は、アミューズメント施設を運営する企業がチームオーナーとして参加している点です。例えば、共和コーポレーションやマタハリーエンターテイメントなどがチームを所有し、所属選手たちがそのチームの一員として大会に臨みます。

エグゼクティブ・プロデューサーは、コナミアミューズメントの西村宜隆執行役員が務めています。当初、第1回大会は2020年に開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響により延期となり、2021年6月にようやく開催されました。

大会の変遷

2021年の初シーズンでは、「beatmania IIDX」のみが競技タイトルとして採用されました。このシーズンでは、共和コーポレーションが運営する「APINA VRAMeS」が初代チャンピオンに輝きました。

続くSEASON 2では、競技タイトルが大幅に拡大され、「beatmania IIDX 29 CastHour」「SOUND VOLTEX EXCEED GEAR」「Dance Dance Revolution」の3タイトルが採用されました。このシーズンでは、「beatmania IIDX」と「Dance Dance Revolution」で「ROUND1」が、「SOUND VOLTEX」で「TAITO STATION Tradz」がそれぞれ優勝を果たしました。

試合は事前に収録されますが、実況解説付きの配信番組が毎週水曜日（2021シーズンは毎週土曜日）にYouTubeの公式チャンネルで無料公開されています。これにより、ファンは自宅などから手軽に大会の模様を楽しむことができます。

BPLの独自性

ゲームライターの市村圭氏は、BPLの特筆すべき点として、単なるeスポーツ大会としての競技性だけでなく、音楽という要素が非常に重要な役割を果たしている点を挙げています。競技の現場や番組プログラムには、音楽ライブ（DJライブ）の要素が連続的に組み込まれており、これが大会のエンターテイメント性を高める要因となっています。

アミューズメント施設経営企業がオーナーとなっている理由としては、リアルなアミューズメント施設の活性化を目的としている点が挙げられます。下降傾向にあるアミューズメント施設を盛り上げるため、相乗効果を期待しての施策です。コナミアミューズメントとしては、競合他社にあたる企業も大会に参加を認めています。

コナミアミューズメントは、個人戦の年次大会として「KAC（Konami Arcade Championship）」も開催していますが、BPLとの住み分けを図っています。担当者によれば、「KACはアミューズメント業界最大のゲーム大会をめざし、『BPL』はエンタテインメントコンテンツとして展開する」としています。

参加チーム

現在の参加チームについては、大会公式サイトなどで随時更新されています。過去の参加チームについても、大会の歴史と共に記録されており、各チームの活躍を振り返ることができます。

所属選手

各シーズンには、多くの実力ある選手たちがBPLに参加しています。SEASON 4、SEASON 3、SEASON 2、そして2021シーズンにおいて、それぞれのチームに所属する選手たちは、日々の練習の成果を大会で発揮しています。

テーマソング

BPLを盛り上げるテーマソングも、大会の重要な要素です。これまでに、以下のアーティストがテーマソングを担当しています。

KANASA from bless4
「Winner's Proof」（2021年）
* 「Note Highway」（2023年）

まとめ

BEMANI PRO LEAGUEは、eスポーツとしての競技性、音楽ゲームとしてのエンターテイメント性、そしてアミューズメント業界の活性化という複数の要素が組み合わさった、非常にユニークな大会です。今後の展開にも注目が集まります。



BEMANI PRO LEAGUE 公式サイト

BEMANI PRO LEAGUE (@BemaniProLeague) - X（旧Twitter）

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